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インフラエンジニアのメモ

ループバックインタフェースの設定によるDRの決定

ループバックインタフェースを設定してDRを変更する。

CCNAでやってんだろ、というツッコミもいただきそうだが

しょせんCCNAなんてそんなもん。

 

 

 

 

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初期状態。R1とR6はエリア0に所属しており、R1がDRである。

R1は192.20.0.2, R6は192.20.0.1

この状態から、R1からR6にDRを変更させたい。

 

R6にループバックインタフェースを設定して、DRにする!

 

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失敗!なんで?

ちゃんとループバックインタフェース設定できてるのに・・・。

 

OSPFではデカい方が優先度が高いというのを忘れていました。

STPと混同して、R1のIPどころか、自身のIPよりも更に低い値を設定していた。

 

 

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IPをデカい値に設定。

デバッグコマンドも入力しておいて、しばらく待つ。

show ip ospf neighbor 実行。

あれ変わってない。何故?

 

答えは簡単。現在のDRが無効になるまで、より優先度が高いルータが出てきても

DRは役割を継続するのだ。

よく考えたらそうでしょう。DRの再選出をそんな頻繁に行われたら

ネットワークの帯域を圧迫してしまいますよ、ってとこなんですかね。

 

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再起動後、再びshow ip ospf neighbor

おお!DRがR6になってる!

 

これにて目標達成しました。

 

今回の演習でわいた疑問

1. ループバックに設定するIPはospfエリアの範囲外のものでも問題ないのか

今回エリア0の範囲はnetwork 192.20.0.0 0.0. 255.255でした。

設定したループバックは192.169.10.10

こんな半端な値でいいのか?

てかそもそもループバックってルータID選出以外の役目ないの?

もしあるなら、適当に値を設定したせいでその役目に影響を及ぼしそう。

 

2.ループバックのIP、自分や他のルータとかぶってたらどうなるの?

予想:自分とかぶってたら、それはすぐわかるからそもそも設定できないはず。

他とかぶってたら、エラーメッセージが定期的に流れてくる?

てか、そもそもip add でip設定するときネットワーク内の他のルータと

かぶってたらどうなるんだろ・・・。

 

 

以上です。

初歩的な疑問でお恥ずかしいですが

実際に演習してみると疑問はどんどんわきますね。

ping-tばかりではなく実機演習も必要ですね。

 

 

というか、今回本当はLSAタイプをいろいろ観察しよう、と思って試行錯誤

してたのですが、予想外のところで躓いてこんな形に。

まだまだ修行が足りませんな。