【概要】
本書は題名の通りこれからサイバーセキュリティに携わる人が基本的な知識や対応ツールを学ぶための本です。
すでにセキュリティに携わっている人で知識の整理がしたい人にもおすすめできます。
【感想】
セキュリティ用語まとめとして
基本的なセキュリティ用語が過去の有名事例をまじえて説明されており、理解しやすいです。
最低限知るべき知識がまとめられているので、セキュリティの知識つけたい人が読むには最適といえます。
より理解を深めたい場合は、過去事例についてネットで詳しく調べるとよいです。
すでにセキュリティをやっている人でも、知識の整理になります。
私はドロッパーとダウンローダーの違い、トロイの木馬とバックドアの違いなどあやふやだったものを理解できました。
各種セキュリティツールまとめとして
インシデント対応などのツールやその簡単な使い方が一通り紹介されています。
私はフォレンジックやマルウェア解析ツール、インテリジェンス情報収集の情報が参考になりました。
ここに書かれていることをベースに実際に使ってみたりネットで調べたりして
使い方を身に着けることができます。
ざっと読みやすい
全3章で、1つの章でも小項目ずつにトピック分けされています。1つのトピックの分量は多くないです。
これからセキュリティをやる人や基本を見直したい人がざっと読むのに良いです。
逆にそれぞれのトピックについて詳細に書かれてはいないため、
深堀したいトピックについてはネットやほかの書籍で調べる必要があります。